【体験談】セルフダーマペンって痛いの?針の深さごとに解説!

準備

2011年にダーマペンが発売されてから、年々進化を遂げ、最近では美容クリニックでのダーマペン治療が当たり前のようになってきました。
そんなダーマペンでも、まだご存じのない方もいるかと思います。

私はそのダーマペンを、自己責任でセルフで行なっているのですが、興味がある方も多いのでは⁈と思います。

こちらの記事では、美容部員10年、美容クリニックに10年勤めていた経験を活かして、
✔ 「皮膚の厚さ
✔ 「針の深さごとの痛みの感じ方

を分かりやすくまとめています。

ニキビ、ニキビ跡、毛穴、肌のハリがない、くすみ、たるみなどでお悩みの方は、ぜひチェックしてみてくださいね♡

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皮膚の厚さを3層にわけて解説

皮膚の断面図

皮膚は「表皮」「真皮」「皮下組織」と大きく3層に分かれています。

この3層の皮膚について知っておくと、痛みについてもイメージがつきやすいのではないかと思います。
表皮から順に解説していきますね。

表皮

表皮は0.2㎜の厚さしかありません。
0.2㎜はどの位の厚さかというと、例えて言うならばラップ位の厚さになります。
表皮はさらに4層にわかれていて、パイ生地のような感じに重なっている状態です。

乾燥して皮膚が粉ふいてしまったような状態になったことはありませんか?
表皮が十分にうるおっていないことで、表皮が砂漠状態となり、めくれ、そこからどんどん水分が逃げ、より乾燥した状態に陥ります。
化粧水をつけているだけでは水分はどんどん逃げていきますので、「クリームでしっかりふたをしましょう」と良く言われるのはそのせいです。

また、良く耳にする「ターンオーバー」という言葉ですが、ターンオーバーは表皮の生まれ変わりのことです。
正常な皮膚であれば、ターンオーバーは28日周期で行われるのですが、加齢や紫外線などのダメージなどにより、その周期が乱れてきてしまいます。
30~40代位になるとシミなども気になり始めるのは、ターンオーバーが正常ではなくなってくるため、肌にメラニンが蓄積している状態です。

真皮

真皮は2㎜の厚さです。
この部分に、よく耳にするコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸が詰まっていて、肌の弾力を保っています。
しかし、これらも加齢や紫外線、生活環境などにより、徐々に弾力が失われてきます。そうすると、シワ、たるみなどの老化のサインが現れ始めます。

セルフダーマペンにより自己治癒力を引き出すためには、この真皮にまで針を刺す必要があります。

転んだり、すりむいたりしてケガをした経験は誰しもあると思いますが、傷ができるとその部分を治そうと細胞がたくさん作り出され修復していってくれます。
自分が持つ、傷を治そうとする力を利用して、肌の再生を期待するのがダーマペンです。
ニキビ、ニキビ痕、毛穴、たるみ、小ジワなどの肌の悩みを持っている方には有効な治療だと思います。
実際に多くの美容クリニックでダーマペン治療は取り入れられています。

皮下組織

皮下組織は脂肪細胞が大半を占めています。
ですので、厚さには個人差があります。
皮下組織において、外部の衝撃から内臓を守ったり、体温を保つなどの役割があります。
ダーマペンでは皮下脂肪にまで針を刺すことはないので、ここではこの位の説明にさせていただきますね。

【針の深さ別】私が感じた痛み

セルフダーマペンで購入できる針は、ナノ針、42針、36針、12針が一般的でしょう。
多くの方は12針を購入しているようで、私自身もセルフダーマペンを始めた時は12針を購入しました。

これからご説明する「私のリアルな痛みの感じ方」は、12針を使用した時の感想です。
補足として、私は美容クリニックに勤務していたので、ヒアルロン酸、ボトックスなどの注入や、水光注射などの針の痛みには比較的慣れており、自分でも痛みには強い方だと思っています。
これを踏まえてぜひご参考になさってください!

【セルフダーマペンの針の深さ 0.5㎜ 】 ➡ 痛くない

私にとって0.5㎜は全然痛くないです。
何も感じないという訳ではないですが、痛みという表現ではないです。
ダーマペンで肌をなぞられているだけという感じですので、私自身はほとんどといって0.5㎜ではセルフダーマペンを行なうことはありません。

赤みもほとんど出ない(個人差あり)ですし、出血もありません。
痛みに弱い方や、赤みや皮むけを気にせずにセルフダーマペンを試してみたい方、また使用している美容液の有効成分を日常のお手入れより奥まで浸透させたい方はとても良いと思います。
ただし、ニキビ、ニキビ痕、毛穴、たるみ、小ジワなどのお悩みがある方は、0.5㎜の深さだと期待するような効果は出ないと思います。

【セルフダーマペンの針の深さ1~1.5㎜】➡ 耐えられる痛み

1~1.5㎜の深さになると痛みはありますが、なんとか耐えられる痛みです。
普段、1~1.5㎜の深さで額、こめかみ、目の下、あご、ホホをダーマペンをあてていますが、痛くないわけではありませんが、耐えられる痛みです。
私の感覚として、中でも額が一番痛いと感じるかな…と言えます。
皮下脂肪が少ないので、直に痛みが伝わるのでしょう。

1~1.5㎜の深さになると私は出血はしないのですが、赤みは出ます。
こちらにも個人差があると思いますので、実際にご自身で試してみていただくと良いでしょう。

【セルフダーマペンの針の深さ2㎜】➡ 痛い

私は針を2㎜の深さに設定して、鼻と鼻横の毛穴を改善しようと試みているのですが、

はい。かなり痛いです。

表面麻酔なしだと、かな~り痛いです。

出血もします。

不思議と涙目になりますし、汚い話、鼻水も自然と流れ出てきます。
不思議な現象です。
ですので、涙を抑えながら、鼻をかみながら、セルフダーマペンをしています( (T_T)

ダーマペンの針の深さを2㎜に設定し、鼻のような凸凹部分をあてると、クルクルとダーマペンを滑らすことが難しいので、ダーマペンを1回1回スタンプで押し当てるような感じで施術するのがおすすめです。

表面麻酔について

クリーム

痛みに弱い方は、表面麻酔の使用をおすすめします。
美容クリニックでは、ダーマペンの針の深さ設定に関係なく表面麻酔のクリームを塗ってくれるところがほとんどです。

私は痛みに強い方なので、表面麻酔を使用せずダーマペンの針を刺せますが、真皮に到達させるには、針の深度を2㎜以上にする必要があります。
これは、痛みに強い私でもかなり痛いです。

抵抗を感じずに深くまで刺して治療効果を得るためには、痛みに弱い方は表面麻酔の購入をおすすめします。
表面麻酔は、個人輸入代行をしてくれるWebサイトより購入できます。

表面麻酔を使用すると、肌表面が麻痺したような感覚になるので、ダーマペンを使用するときに抵抗感が生まれないと思います。
ただし、100%痛みを取り除いてくれる訳ではないので、期待し過ぎてはいけませんよ

表面麻酔の使用方法は「少し厚めに塗って、その上にラップをかけて保護し、約30分ほど放置する
」これだけです。この後、ふき取って消毒をしてからダーマペンを行ないます。
表面麻酔で肌トラブルなどがあってはいけませんので、初めて使用する際は、二の腕の内側などでパッチテストを行なってから使用してくださいね。

まとめ

セルフダーマペンの痛みについて、参考になりましたでしょうか?

私は表面麻酔を使用していないので、2㎜以上の深さでダーマペンを刺したことがないのですが、これが表面麻酔を使用しない私の限界だと思います。
皮膚の厚さを考えれば、深さ1.5㎜以上であれば真皮に到達しているはずです。
ですので、個人的な意見としては2㎜以上深く刺さなくても良いのかなと思います。

ただし、ニキビ痕などのクレーターで肌に厚みがあり凸凹しているような方は、早期改善のためには2㎜以上で検討された方が良いのかもしれません。
私の個人的な結論として申し上げると、

表面麻酔なしでダーマペンを行う時の針の深さの限界は2㎜です。

表面麻酔を使用せず、セルフダーマペンに挑戦しようと検討されている方は、アイスノンを肌に当てながら行なうと少し感覚が麻痺してくれるのでお試しください(^^)

あなたに合った治療で、お肌のお悩みが改善されることを心からお祈りしております!

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