美容クリニックでのダーマペン治療は、成長因子（グロースファクター）・マッサージピール（コラーゲンピール）・ボトックス・ヒアルロン酸・PRP（多血小板血漿）など、さまざまなオプションから薬剤を選択し、それらを塗布しながらダーマペンを行ないます。
自宅で行なうセルフダーマペンで、ネットなどから簡単に手に入るのは成長因子入りのフェイスパックや化粧品です。
こちらの記事では、「成長因子の基礎知識」と、セルフダーマペン後に使用する「成長因子の必要性」「おすすめの成長因子」についてまとめています。
自宅で行なうセルフダーマペンで、ネットなどから簡単に手に入るのは成長因子入りのフェイスパックや化粧品です。
こちらの記事では、「成長因子の基礎知識」と、セルフダーマペン後に使用する「成長因子の必要性」「おすすめの成長因子」についてまとめています。
目次
成長因子（グロースファクター）の基礎知識
成長因子とは、免疫システムの細胞から分泌される、たんぱく質の一種で、「細胞増殖因子」とも呼ばれます。
私たちの皮膚、骨、筋肉などの細胞は、“ヒト成長ホルモン“というホルモンによって成長しています。
しかし、残念ながらこのヒト成長ホルモンは年齢とともに減少し、さまざまな老化現象を引き起こします。
その”ヒト成長ホルモン”を活性化してくれるのが「成長因子」なのです。
成長因子の効果とは？
成長因子の効果は、細胞の成長促進や創傷治癒などの効果があります。
美容クリニックでは、成長因子を直接肌に注入し、肌の若返り、シワの改善、薄毛治療などに利用されたり、レーザー治療後のフェイスパックなどにも利用されています。
成長因子は、私たちの体内で生成されるたんぱく質の一種なので、安全性を脅かすリスクは極めてゼロに近いとされています。
私も美容クリニックで成長因子を目の下の小ジワに注入したことがあります。
なめらかな、小ジワが少なくなって、うるおいのある目もとになりましたよ♪
また、レーザー治療後に使用される、成長因子入りのフェイスパックも自宅で愛用しています。
- 肌の再生
- 肌・傷の修復を促す
- 炎症を抑える
- 美肌
- 美白
- 皮膚の老化予防
- ターンオーバーの促進
肌への効果を発揮する4つの成長因子
成長因子にはいろいろな種類がありますが、肌への効果を発揮してくれる成長因子は、EGF・FGF・IGF・TGFの4つです。
それぞれの特徴をみていきましょう。
① EGF
EGFは、人間の体が本来持っているもので、体内で53個のアミノ酸から形成されるたんぱく質の一種で、皮膚（表皮）の細胞成長（ターンオーバー）を促す働きがあります。
Epidermal ➡ 表皮・外皮
Growth ➡ 成長
Factor ➡ 因子
ターンオーバーを促す働きがあるので、シミ・くすみ、肌のザラツキを改善するなど、肌を整える役割があります。
また、血管新生や創傷治癒を促進する働きもあります。
② FGF
EGFと同様、たんぱく質の一種で、真皮にある成長因子です。
Fibroblast ➡ 線維芽細胞
Growth ➡ 成長
Factor ➡ 因子
肌の弾力をつかさどる、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸などを活性化します。これにより、シワ・たるみなどの改善に期待ができます。
美容クリニックでは、FGFを皮下に直接注入する治療もあります。
目元やほうれい線などのシワに注入し、自らの自然治癒力を活かし線維芽細胞そのものを自ら増やします。
③ IGF
IGFはインシュリンに非常によく似た構造の成長因子で、傷ついた細胞の再生を促し、皮膚を再生させる働きがあります。
Insulin-like ➡ インシュリン様
Growth ➡ 成長
Factor ➡ 因子
組織細胞の成長や修復にも関わるため、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸などの生成を促進し、肌のハリ・たるみ・シワの予防などに効果があります。
肌にはあまり関係がありませんが、IGFは育毛にも効果がみられるそうです。
④ TGF
TGFは、細胞の再生をサポートするのに重要な役割を果たしています。
Transforming ➡ トランスフォーミング（一変させる・変形させる）
Growth ➡ 成長
Factor ➡ 因子
コラーゲン・エラスチンの生成を促進し、それらを強化し、肌にうるおいを与えて弾力を高めます。
また、抗炎症効果もあるので、敏感に傾きがちなお肌の改善や、肌荒れを防ぎ、保護する効果もあります。
セルフダーマペン後に成長因子をつけると良い理由
成長因子は、美容には欠かせないものになってきていますね。
美容クリニックでも、化粧品でも、成長因子入りの製品が販売されています。
私がセルフダーマペン後に成長因子入りのパックや化粧品を使用するのは、美容クリニックでも行なっているというのそうですが、それにはきちんとした理由があるからです。
理由１． 傷を治す効果がある
ダーマペンを行なうこと自体が、肌に傷をつけて、自分の持っている自己治癒力で細胞を再生していく効果がありますが、加齢などにより、自己治癒力が弱まっている場合もあります。
ダーマペン後に、成長因子をつけることで、無数の穴があいた状態の肌に、直接成長因子を届けることができ、傷の修復を早めることができるのです。
理由２．ターンオーバーを促進する
セルフダーマペン検討中の方、また、実際にセルフダーマペンをしている方、美容クリニックに通院している方は、ニキビ・ニキビ痕、毛穴、くすみ、ハリ不足、美肌になりたいなど、それぞれのお悩みを抱えていると思います。
成長因子の中でも、EGFはターンオーバーを促進する効果があります。
ターンオーバー（肌の生まれ変わり）は、美肌を保つ上ではとても大切なことで、ターンオーバーが正常になされていないと、くすみ、ニキビ、乾燥、シワなどの肌トラブルの原因となってしまいます。
セルフダーマペン後に、成長因子をつけることで、正常なターンオーバーを保ち、余分な角質を取り除き、新しい皮膚が再生できる手助けをすることができます。
理由３．コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸を活性化する
毛穴で悩む私にとっては、一番大切な部分だと言っても過言ではないと思います。
加齢とともに弾力のなくなった肌は、たるみ毛穴となって、毛穴を目立たせてしまいます。
また、シワ・たるみも、コラーゲン・エラスチンの現象によって引きおこるものです。
セルフダーマペン後に、成長因子を直接真皮に届けることで、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸を活性化させ、毛穴の改善と肌のハリを保っていきます。
理由４．抗炎症効果がある
セルフダーマペン後は、肌が真っ赤になって、傷がついて、腫れているような状態です。
そのような状態から早く回復したいですよね。
セルフダーマペン後の肌に、直接成長因子を塗布することで、炎症を抑えてくれる効果があるのです。
ですので、セルフダーマペンのダウンタイムは約8日間ですが、その間は欠かさず成長因子をつけておきたいものです。
セルフダーマペン後におすすめの成長因子アイテムまとめ
セルフダーマペン後に使用するおすすめの成長因子をまとめました。
セルフダーマペン後にはフェイスパック、翌日からはセラムタイプがおすすめですよ。
リジェンスキン SRS マスクパックプラス
美容クリニックでも、レーザー治療後に使用＆販売しています。
私も普段から愛用しており、大事な予定のある日の前日には必ずと言っていいほど使用しするフェイスパックです。
普段は冷蔵庫に入れて保管しているのですが、セルフダーマペンを始める直前に冷凍庫に移動させて、セルフダーマペン終了後にキンキンに冷えたフェイスパックを顔の上に乗せます。
使用後はお肌がしっとりとして、モチモチ、プルプルでふっくらした感じがします。
美容クリニックでも使用しているなら間違いないというのがリジェンスキンSRSマスクパックプラスのおすすめポイントです。
ベネブ GFハイドロジェルモイスチュアライジングマスク
ベネブ GFハイドロジェルモイスチュアライジングマスクは、アメリカ・カリフォルニアに生産拠点を置くスキンケアブランド、BENEV（ベネブ）の、非常に高い保湿作用を持つフェイスマスクです。
肌コンディションを落ち着けて、皮脂膜のバランスを整えます。
EGFとミネラル配合で、乾燥している肌の水分を回復し、赤みや炎症などを抑えてくれます。
こちらの製品も一部の美容クリニックで取り扱っています。
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ダーマヒール スキンリジュビネーティング ソリューション
ダーマヒールは、お肌に潤いをたっぷり補給し、毛穴を引き締め、乾燥やくすみを解消します。
成長因子がコラーゲン・エラスチンの生成を促し、シワ・小ジワを改善してハリのある若々しいお肌へと導きます。
セルフダーマペンの翌日からは、フェイスパックではなく、エッセンスを使用した方が、使い勝手が良いですよ。
セルビック EGF・FGFエッセンス
セルビックのEエッセンスとFエッセンスはセットでの使用がおすすめです。
なぜなら、EGFでターンオーバーを促し、FGFでハリと弾力を与えるからです。
◉ EGF美容液 ➡ ツヤ・うるおい・透明感
◉ FGF美容液 ➡ ハリ・弾力
両方を補うことで、徹底的なアンチエイジング効果が得られるということです。
まとめ
せっかくセルフダーマペンをしたのに、ダーマペンの自己治癒力だけに頼っているだけではもったいないです！
ダーマペンで肌に無数の穴をあけて、そのお肌に普段使用している化粧品ではなく、成長因子をつけましょう。
成長因子の効果は、以下の通りです。
✔ 肌の再生
✔ 肌・傷の修復を促す
✔ 炎症を抑える
✔ 美肌
✔ 美白
✔ 皮膚の老化予防
✔ ターンオーバーの促進
成長因子化粧品は、セルフダーマペン後だけではなく、普段からもアンチエイジングのためには、積極的に取り入れていきたいものですね。
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